病気が分かって、ひょっとすると自分には残された時間に
限りがあるかも知れないと思った時に(こんな風に書くとえらく悲壮感が
漂うから嫌なんだけど、実際は私だけじゃなくてみんな同じで限りあるので
意識するかどうかの違いだけ)
自分の中でいろんな事がとても印象深く胸に刻まれるようになりました。
今までは何となくやり過ごしていた事が意味深い様な気がするのです。
何事も充実しているのです。たとえ嫌いなお掃除やお片づけにしてもです(^^ゞ
ご飯を食べても別に豪華ではなくても例えお茶漬けだったとしても
その一回が貴重であり、ありがたく頂戴できれば満足に感じます。
私の実母は三十年ほど前に大腸がんで亡くなりました。
その頃は本人には勿論告知などしていません。
でも母は分かっていた様でなってしまったものは仕方ないと言うような事を
私に言っていました。
そして周りにグチひとつ言わないで逝きました。52歳でした。
私もすでにその歳になり母と同じ様な立場になりました。
今は病名も知っていますし、だったら前向きにと思い
また母のようにもありたいと思います。
今の私の身体の状態は宣告前も後も変りはありません。
こころのありようだけが違います、それをかみしめています。
週末はちょっと外泊でお家に帰ります。
何食べようかな、楽しみです(^^ゞ